さて嫁いできた筋金入りのパリダカ仕様車2台は早速、恵比寿にあるウチ(日本レーシングマネージメント株式会社)のガレージで、わがままなご主人様のお好み通りに、乗りやすく改良されていった。私が乗る車両はパリダカ2度の経験車であるため、そのフレームにはクラックという勲章も刻み込まれていた。念のため新しいフレームと交換するその様子は、まるで大きな大きなプラモデルを作っているよう。アッという間にモンゴル仕様のビッグホーンに生まれ変わっていった。“クルマもナビゲーターも絶対に守るからね!”それはまるで「一家の主」の心境だった。
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