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8月18日

ETAP-5 TOTAL:100km
ゾーモット→ゾーモット
SS 100q

私は小さな一家の主
教訓:見て触る予防対策

おもしろい新企画で、知らされているのは1カ所だけのGPSポイント。この日のルートブックは存在しない。37q先のポイントめがけて一直線、まるでスプリントレースのノリだった。直線とはいっても何本もの轍があって、どのラインを通るかによってタイムが違ってくる。ルートブックを持たないその日の菅原は水を得た魚だった。ライン取りのプロは、的確に「左、右」と声と手でライン取りを指示してくれた。


しかし折り返し地点で足廻りをチェックしていた私は、リアのスタビライザーを見て大ショック。折れていた、いや折ってしまったというべきなのだろうか。菅原が傷跡を検証・解析してくれた結果、中空スタビのシーム部分に以前からの亀裂が拡大し、徐々に広がったものだと判明、ちょっとだけホッとする。“クルマを守る”ことが一番の私の約束事だったから。

モンゴルの夏は夜が遅く、夜の9時頃ようやく訪れる。現地で調達したビールで気分もリラックスした頃、夜空では星が渋滞していた。天の川もくっきり見えた。「今年もいいことあるかな?」