8/19 MANDALOVOO-ULAANBAATAR TOTAL 437km(SS 400km) 晴れ
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8日前にスタートした同じウランバートルへ戻ってきた。久々に見る街の光景にホッとするかと思っていたが、逆に淋しさのほうが強かったのには自分でも意外だった。この時「今度は今の反対周りでもう一周したい人?」と聞かれたら迷わず「ハーイ」と手を挙げていただろう。ラリーは最後まで時間とルートブックとの戦いで気を抜けなかった。ゴール後のビクトリーランのスタート時間までに間に合わない(一生懸命走っていたんだけどな)私達を含めた数台の選手のために、オーガナイザー 代表の山田 徹氏は開始時刻を遅らせるという配慮をしてくれた。最後尾を走るジムニー号の私達は、夕日を浴びている2輪・4輪の選手達の後ろ姿を見ていた。「このコースはパリダカと同じくらい難しい。この人達はパリダカでも走れる力を持っているよ。」とエールを送る菅原。 遠くに見えるモンゴルの山々が、とても優しく見えた。(総合24位/オート部門3位)
今回初めての海外ラリーレイド出場。私を取り巻く最高の環境のおかげで、多くのことを学び、多くの感動をもらった。「ラリーレイドとは、総合力が求められるモータースポーツ」と身をもって教えてくれた菅原。甘えが通じない自然の中では、男だろうが女だろうが関係ない。「もっと強く大きな人間になってから、もう一度来い」とモンゴルの大地に言われたような気がした。
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競技を終えゴールした後、あえて鉄チンホイールを選んだ理由が分かった。本来スピード競技向きではない軽自動車ジムニーにとって、ちょっとの衝撃でも大きなダメージへとつながる。やさしく大事に扱ってあげなければすぐへそを曲げる(へそならいいが、フォーシングが曲がる)。そこでタイヤから伝わる衝撃を緩和してくれるのが、鉄のホイールというわけ。やわらかい鉄リムがクッションとなって衝撃を吸収してくれるため、Uボルトやフォーシングを守ってくれる、ということだったのだ。鉄ホイールは曲がったらたたけば直るが、足廻りはたたいても直らない。車に無理をさせない運転と方法により、軽自動車ジムニーのラリーレイド・モンゴルのデビューは実現した。 |