ラリー参戦記「ラリーレイドってスゴイ!」
「やっぱりラリーレイドは、ムズカシイ」
6日目(8月18日) ゾーモット〜ゾーモット
合計 199.28km (SS199.28km弱)
四輪部門 本日の成績5位(1位との差 2時間06分59秒)/総合成績3位
はじめに
ETAP-1
ETAP-2
ETAP-3
ETAP-4
ETAP-5
●ETAP-6
ETAP-7
ETAP-8
四輪紹介
大会概要
昨日の遅れを挽回しようとした6日目、スタート直後の1本のピストを見つけられたかどうかが勝負の明暗を分けた。
スタート直後、ルートブックで指示通りのカップ(方位)走行をしていた私達は、いきなり真正面の山に突きあたり、そして行き先を遮られた。行けども行けども道はなく、終いに2mほどの緑の草の壁をなぎ倒しながら、それでも私達はピストを探し続けた。始め数台いたはずのバイクも、いつの間にかいなくなり、後に残るはオンコースを見つけられない私達と、みんなが迷って残していったタイヤの轍だけだった。
ラリーレイドは時としてドライバーの運転技術やクルマの性能以上に、ナビゲーションがタイムに大きく影響する。転倒やミスコースなど昨日までのロスタイムを少しでも取り戻したかった私達の、痛恨のミスコースであった。
もう取り返しのつかないタイム差ができてしまったと分かった時点で、車内の空気は淀んでいた。さらに追い討ちをかけるように、走り易く軽くするため燃料も余分に入れていなかったことが予定外のミスコースによって裏目に出てしまい、残り少なくなった燃料や到着タイムの心配までもが付いて回った。
しかしこの結果を招いたのは、他でもないドライバーの私の責任であり、それが一番情けなくて辛かった。その夜、満天に輝く夏の星空は、疲れた私達にやさしかった。自然は安らぎと力をくれる。
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