リエゾン内での戦い
ETAP2 ツェツェルレグーオリアスタイ
ETAP2は588kmを11時間で走るタイムアロードというシステム。(11時間より遅くてもペナルティ、あまりに早くてもペナルティになるシステム)
単純に計算すればアベレージ53.5km/hで走ればよいことになります。
これが僕の油断を生みました。そう、もちろんオフロードをジムニーで走るのです。
ジムニーはその小ささゆえに、パジェロやランクルが平気で通過する穴や、段差を拾ってしまいます。状態の良いダートでは100〜120km/h出ますが、少し道が悪くなれば30〜50km/hにすぐ落ちてしまいます。
この日の前半のコースはジムニーにとってアベレージ53.5km/hとは難しいものでした。そのため5時間を過ぎても、目標の距離に到達できず、焦りはつのるばかり。しかも、給油を2回行わなければなりません。コースのコマ図には“景色のきれいな場所や絶景ですよ”なんて書いてありますが、一瞬で通り過ぎる焦り様。
コースの後半はハイスピードのダートが続き、時速110kmほどで2時間以上走行できたので、最終的には余裕が出てきました。
コースも雨が降った後らしく、ホコリも少なく、軽快にとばします。ゴールまで、20kmほどの距離の町で給油もすませ、無事に時間内にゴールに到着。余裕は1時間ないぐらい。
尾上さんはというと、ゴール付近で1時間くらい撮影をする余裕の持ち様。エンジンは同じ、重量は断然こちらの方が軽量なのに・・・。 今日の軍配はあちらに上がりました。
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