ゴールへ
ETAP8 オリアスタイーウランバートル
さぁ、最終日のスタート。ここまで焦りまくっていたので、あっという間でしたが、後56kmでゴールです。
ミスコースしないよう冷静に正確にドライバーへ情報を伝えられる様に心がけます。
特にスタートから10kmほどの間はコーションマークの付いたコマ図がたくさんあり、危険です。目をトリップメーターやコマ図から外し、なるべく外に持っていきます。
スタートから10kmほどでFJクルーザーの松野さんにすごい勢いで抜かれました。松野さんのスタートは我々の1分後。10kmで約1分タイムをつめられていることになります。しかし、このSSは56kmしかないので、こちらがミスやトラブルでロスを作らない限り、総合成績で抜かれることはないでしょう。
コマ図を1ページ1ページ進めていくと、残りページの薄さでゴールが間近に迫っていることを感じます。最後は都市に近いせいか、平行ピストの本数が多く、自分の進む方向を冷静に見定めながらのナビゲーションでした。しかしGPSの矢印は最後の目的地ウランバートルに真っ直ぐなので、方向を見誤ることはありません。
そして、ゴール。昨日の尾上さんの転倒でプレッシャーから解放されたので、冷静にしっかりとナビが出来たと思います。今日はミスコースやナビミスはゼロ。
尾上さんのジムニーも思っていたよりも早くゴール。痛々しい姿ですが結構、とばして来たようです。
2台を並べてみると、尾上さんのクルマは良くここまでたどり着いたなという印象…。ジムニーはなかなか強い車です。
FJクルーザーの松野さんはさすがラリースト。我々のジムニーよりも…7分も早いタイムでゴールしていました。ナビさんは調子が良くないようです。いきなりあのスピードで走られたら、きついでしょう。
僕はそれを見て、自分の初日を思い出しました。最初はコマ図とトリップを追うのに必死で、景色などは一切見れませんでした。
驚いたのは、バイクのガイザーさん。最終SSは塙さんのチャレンジャーを抜き、塙さんより3分半速いタイムでゴール。しかも、塙さんは抜かれた覚えがないと言っています。きっとGPSに従って、直線的に攻めたのでしょう。夜はバイクのメカとして、ドイツ勢のバイクを修理して、しかも自身のバイクはスイングアームのトラブルに見舞われながら、バイク総合3位でゴールです。パリダカのプロはやはり違います。乗っても速い。
ゴール後のチンギス・ハーンホテルまでのパレードは警察に先導されながら進みますが、先導の速度が速い速い。都心なので、車も多く、ヒヤヒヤしました。
|