朝、目が覚めた私はテントを出てビックリ。夕べは暗くてわからなかったが、目の前には澄んだ川が流れ、対岸は砂山の見事なロケーション。ほんのり朝靄がかかり朝の冷んやりする空気に、昨日のペナルティにめげていた私の気分も引き締まる。

「よし、気をとりなおしてがんばるぞ。」この日はヤルーをスタートして再びヤルーに戻るループコースのため、テントやシュラフを車に積まなくて済むために、ジムニーは軽快そのもの。２７０�qの短いステージ設定も、気分的に余裕を持たせてくれる。緑の中を走行中、何度と目にする羊の群。のんびり移動する日常生活を脅かすつもりはないが、羊の大群に行く手を阻まれてはたまらないと、菅原がクラクションを鳴らす。ビックリした羊たちは、車の前を一目散に走り出す。「これが羊の度胸試し」と解説する菅原に大笑い。
（菅原ドライバー疲労予想度３０％　／　近藤ナビの疲労度２０％）