■ETAP-1 誰も見たことがない鉄馬がモンゴルに降り立った。
近頃、欧州や日本の高級車が目立つようになったモンゴルの首都ウランバートル。騎馬民族の彼らはとにかくクルマやバイクといった乗り物が大好きで、なんやかんやとすぐ近づいてくる。もちろんラリー車となれば目の色が変わる。そんな彼らの前に突然現れた『見たこともないクルマ』はいつでも黒山の人だかり。レース前からちょっとしたヒーロー気分。
このクルマ、誰の目にも『速そう』に写るようでレース前から『期待してるよ。がんばってね。』と皆さんに温かいお言葉をいただいた。がしかし、自分で作っただけに『速くない』コトも『壊れやすい』コトも知っているわけで、答えは常に『がんばりません』。特に初日は体も慣れてないし、トラブルも多いので要注意。でもいざレースが始まると『がんばらない』コトが一番ムズカシイのですが。(ね、会長)
さあていよいよレーススタート。でもやっぱり遅い。アッという間に後続スタートの四輪に抜かれてしまう。そういえばモンゴルって標高が高いのでした。ってコトでとにかくマイペース走行。『今日はビリでゴールしよう』なんて思ってた矢先に転倒したパジェロを発見。『しょうがないなぁ』って感じで、引っぱって起こしてあげようとしたのですがバギーではピクリともしない。どうにもならないので見捨ててきちゃいました。で、バギーの方はちょっとしたGPSトラブルがありましたが無事ゴール。なかなかビリは取れないものだと感じた初日でありました。ETAP-2レポート>>>